バーバー吉野

画像ついに観たぞ!
とある理由(この記事後半部分参照)で、ちょっと前から見たかった映画だったのです、バーバー吉野
DVDでの鑑賞で~す。

製作年度 2003年
上映時間 96分
監督 荻上直子

その町の男の子は、みんな同じオカッパ頭で小学校を過ごす。
「バーバー吉野」のおばちゃん(もたいまさこ)が切る、この髪型にすることが町の掟であり、それを疑問に思う者は誰一人いなかった。
しかしある日、東京からやってきた転校生がやってくる。
彼は茶髪で、今風の髪型。
彼の髪型に、町の少年たちの心は騒ぎ、何かが変わっていく・・・。


監督さん、女の人なんだ。
って、あ~た、この荻上直子さんって、かもめ食堂の監督じゃん!!
ほんと、僕って監督とか覚えないよな~。
そういえば、確かにちょこちょこ、「かもめ食堂」に通じるものが見えるって思う。
でも、作品的にはずっと「かもめ食堂」のほうがしっかり描けている。

画像僕的にはこの作品は、中の下ぐらいかな。
全体的に甘いって感じ。もうちょっと深く描いてほしかった。
テーマとなる内容もそうだし、人間自身も。
思春期の男の子って、もっともっと繊細でデリケートなものでもあると思う。

映画の最後で、裏のおじいちゃんがこう言うんだ。

これが時代の流れなんだよ。
悲しいけど世の中変わってくんだ。
(ドラッグすれば読めますが、エンディングがわかっちゃう台詞です)

って。
う~ん?? そうなの??
おじいちゃん、あなたは小さいとき、オカッパ頭を何とも思わずしていたの?
今でもそれでよかったって思う?
そして、今でも子どもたちにさせるのが「良い」と思ってるの??


男の子たちのオカッパ頭は、町の伝統。
もともと、少年をさらう天狗様に見つからないよう、女の子のような髪にしたというものらしい。
伝統を守るためだけに、子どもたちにオカッパ頭を強要していた。
「守るもの」だけになってしまった伝統なんか、もう不要なものって、僕なんか思うんだけどね。



さてさて、ここからは映画とはあまり関係ない話。
この映画を観るきっかけとなったのは、ロースクール入試。
僕が合格予定(!)の大学の過去問で出された映画だからなんだ。
それで、過去問を解いた時から、観たい観たいって思ってた。
過去問はね、
この映画における伝統と同様に善意で支えられている奇妙な伝統の実例を挙げて、その実例のどこがこの映画における髪型の伝統と似ているか、また、どこが異なるか、説明しなさい。
ってもの。答えるべきものの一つは、
髪型の自由町の伝統、どちらが大事か?
町の伝統という理由で、自己決定権である「髪型の自由」を制限できるか?

皆さんなら、どう答えます??
正解ってものはなくて、自分の導く答えまでの論拠を説得的に書ければOK。
髪型の自由を優先するか? 町の伝統を優先するか?

僕はもう断然、髪型の自由を優先するんですけどね(^^)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • バーバー吉野

    Excerpt: ちょっと前から見たかった映画だった「バーバー吉野」。 DVDでの鑑賞で~す。 製作年度 2003年 上映時間 96分 監督 荻上直子 ストーリー その町の男の子は、みんな同じオカッパ頭.. Weblog: Cinema Cafe~映画を語ろう。 racked: 2006-08-28 14:30