オカルトと「二十四の瞳」

画像コチラで書いた「二十四の瞳」
今回は、映画館で同列に座った紳士の話。


上映10分前に入り、座席自由の席に座る。
後ろの方に座ったのだが、古い映画館でスクリーンも小さいし、座席の傾斜も緩い。
それで数列ほど前に移動した。

そしたら、同じく後ろに座っていたおじさんが、僕と同じ列に移動してきて、隣の隣に座る。
これは前のほうがよいようですねと、彼。

定年後って感じだけど、スーツを来ている小柄な紳士って感じ。
彼はその後も、上映まで僕に語りかけてきてくれた。


これは私が子どものころの映画なんですよ。
あの時代、日本はみんなが貧乏で、裕福な人なんて100人に5、6人でした。
日本は昭和40年代に、物質的にも精神的にも大きく変わったんです。



僕は、そうですか~とただ聞いていた。
ホントはいろいろ話したかったんだけど無理
人見知りな自分の性格を呪わずにはいられない。


そうこうしてるうちに映画が始まる。
始まって数分、当時の小豆島の風景が描かれたあたり、紳士は涙しはじめたようだ
何しろ隣の隣だから、ハンカチを出して目にあてる動作が伝わってくる。

画像その後も何度となく紳士はハンカチを目にあてていた。
それは僕も同じ。
でも彼は、僕が涙しなかった、軍歌が流れ、徴兵されていくシーンでも大きく手を動かしていた。

彼のは、自らの経験や体験からくる涙でもあるんだろう。
彼のの理由、僕らはちゃんと聞き、後世に伝えていかなきゃいけないのに・・・


映画が終わり、紳士は話しかけることもなく席を後にした。
後ろから見る彼の背中。
どんなことを考えているのかなって思い、僕は別の道を行く。




映画始まる前、紳士の話で印象に残ったこと。
始まるまで、リコーダーが奏でる「故郷」が流れていたんだけど、紳士が宙を見つめ僕に訪ねてきた。

これ、オカルトですかね



はじめ、意味がわからなかった
音楽を幻聴だと思ったのかなとか考えた。

画像でも、数秒後に気づく

そっか、オカリナか



縦笛かもしれませんね
僕から出た言葉は、こんな答えしかなかった・・・




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